OpenWRT で遊ぼう(Espressobin編)

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5.1.8.OpenWRT で遊ぼう(Espressobin編)
5.1.Espressobinで遊ぼうのこーな

5.1.8.OpenWRT で遊ぼう(Espressobin編)

この節では、Espressobin v7 に OpenWRT をインストールして遊びます。

(0) はじめに

OpenWRT は既存の無線Lan機器のファームウェアをLinux化改造して遊ぶためのデュストリビューションで、本機を手っ取り早くルーター化して遊ぶのにうってつけのOSになってます

ちなみに元ネタは公式Wiki

(1) 母艦の準備

筆者はVirtualbox 上で Ubuntu を用意しました

上記母艦でのSDHCカードアダプタは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください

(2) 母艦での作業

① 中身が丸ごと消えてもいいSDHCカードを用意し、アダプタに接続

  次の手順で、全パーティションが消されて一から作成されます。mount されていたら umount ください。

② 適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行してください

(プレビルドされたイメージ取得)
 $ wget https://downloads.openwrt.org/releases/19.07.2/targets/mvebu/cortexa53/openwrt-19.07.2-mvebu-cortexa53-globalscale_espressobin-v7-ext4-sdcard.img.gz
(チェックサム確認)
 $ sha256sum openwrt-19.07.2-mvebu-cortexa53-globalscale_espressobin-v7-ext4-sdcard.img.gz
 9341e175fa6b5af752b40fa76c9121b5ffbf552a152c6d31827a9df1f09c7820  openwrt-19.07.2-mvebu-cortexa53-globalscale_espressobin-v7-ext4-sdcard.img.gz
(SDへの書込)
 $ sudo su
 # zcat openwrt-19.07.2-mvebu-cortexa53-globalscale_espressobin-v7-ext4-sdcard.img.gz > /dev/sdb
 # exit

 ※ 同サイトにEspressobin v5 用のイメージもあります


(3) Espressobin v7 起動

① 先ほど作成したSDHCカードを Espressobin v7 にセット

② Espressobin v7 に付属のUSB-OTGケーブルを接続

③ 電源をつなげば Espressobin v7 が起動しますが、初回ブート時はU-Bootの設定が正しくないので起動に失敗します。以下設定

(環境変数をリセット)
 Marvell>> env default -a
(ブート方法をSD起動に指定)
 Marvell>> setenv bootcmd 'load mmc 0:1 0x4d00000 boot.scr; source 0x4d00000'
(フラッシュメモリにに環境変数を書き込み)
 Marvell>> saveenv
(再起動)
 Marvell>> boot

(4) Espressobin v7 初期設定

① 初期ユーザー:root 、初期パスワード: 無しです。

 なるべく早く変更してください。変更するとSSHでログインできるようになります

 ※なお、SSH出来るのはLAN側からのみです

② ネットワークケーブルの接続

 ネットの口が3つありますが、白いUSB2側から順に、wan,lan0,lan1です

 本サイトで紹介する他のディストリと異なり、公式Wikiの説明図と同じ順になってます

 このうち2つのネットの口(lan0,lan1)は、内部的にブリッジで つながっていて、

 IPは 192.168.1.1になっています

 これで問題があれば、/etc/config/networkを以下のよう、LAN側IPアドレスを変更下さい

 config interface 'lan'
        option type 'bridge'
        option ifname 'lan0 lan1'
        option proto 'static'
        option ipaddr '192.168.xx.xx'  ←ここのxxをご希望のアドレスに打ち換え
        option netmask '255.255.255.0'
        option ip6assign '60'

③ WebUIでログイン

 IPアドレスの設定がすんだら、lan1の口に自宅LANをつなぎ、母艦パソコンのブラウザから、

 そのIPアドレスにアクセスします

 Usernameに「root」、Passwordに上記で設定したパスワードでログインできます



5.2.Odroidで遊ぼうのこーな
5.1.7.Arch Linux で遊ぼう(Espressobin編)

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