FreeBSD で遊ぼう(HummingBoard編)

あなたは
3 2 2 3 0 7 9
人目のお客様です。 (本日564人目、昨日771人) (from 2007-09-30)

5.11.7.FreeBSD で遊ぼう(HummingBoard編)
5.11.HummingBoard で遊ぼうのこーな

5.11.7.FreeBSD で遊ぼう(HummingBoard編)

(0) はじめに

2020年10月27日にFreeBSDの12.2-Releaseがリリースされました。

これを記念し、FreeBSD 12.2R (ARM版) をインストールします。 ちなみに、元ネタは、FreeBSD 公式Wikiです。


(1) 用意するもの

母艦パソコンはFreeBSDでなくても、通常のLinuxでも可 (筆者はVMware上Ubuntuで用意)


(2) 母艦の準備

母艦は、SDHCカードアダプタをもつLinuxマシンで以下解説します

筆者のSDHCカードアダプタは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に 応じ読み替え下さい


(3) 母艦での作業

① 中身が丸ごと消えてもいいSDHCカードを用意し、アダプタに接続

  次の手順で、全パーティションが消されて一から作成されます。 mount されていたら umount

  ください。

② 適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行してください

(イメージ取得)
 $ wget https://download.freebsd.org/ftp/releases/ISO-IMAGES/12.2/FreeBSD-12.2-RELEASE-arm-armv7-CUBOX-HUMMINGBOARD.img.xz
(チェックサム確認)
 $ sha256sum FreeBSD-12.2-RELEASE-arm-armv7-CUBOX-HUMMINGBOARD.img.xz
 3603945478bed8aff378390df0eb69b31ffe008bcbcc498bbe079fc98a82c180 FreeBSD-12.2-RELEASE-arm-armv7-CUBOX-HUMMINGBOARD.img.xz
  (イメージ展開)
 $ unxz FreeBSD-12.2-RELEASE-arm-armv7-CUBOX-HUMMINGBOARD.img.xz
  (SDへの書込)
 $ sudo dd if=FreeBSD-12.2-RELEASE-arm-armv7-CUBOX-HUMMINGBOARD.img of=/dev/sdb bs=1M
 $ sudo sync

(4) HummingBoard 起動

上記で作成したmicro SDHCカードをHummingBoardにセットし、コンソールを繋いでください

電源を入れ、Raspberry PiをSDHCカードから起動してください

起動したら、初期ユーザはfreebsd、パスワードはfreebsd、特権ユーザはroot/rootです。起動したらすぐにパスワード設定してください

SSHサーバも最初から起動しています。

ただ、筆者の環境のTera Term からは「キーボードインタラクティブ認証」でしか入れませんでした


(5) 最低限の初期設定

PCの場合はインストール時に訊かれて初期設定するのですが、ARM版はそこまで整備されていませんので、ここで設定します。

① 初期ユーザー追加

  # adduser で追加してください。聞かれる内容はPCと同じです

② TimeZone 設定

  日本標準時(JST)を設定するには、以下設定し、その後、時刻を正しく設定してください

 # cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

③ キーマップ 設定

  日本語キーボードに対応するには、以下を/etc/rc.confの最後に追記

keymap="jp.106"

(6) パッケージ のアップデート

Arm版FreeBSDでも、一応はpkgもあります。 ただし、defaultでは更新が遅く四半期毎

最新版ソフトが必要な方は以下portsを利用ください

どうしてもpkgで新しいソフトを入れたい場合は下記(8)④節をご覧ください

 # pkg update -f
 # pkg upgrade

(7) (参考) portsのアップデート

まず、以下の行を /etc/portsnap.conf に追加して、不要なportsを指定します

REFUSE arabic chinese french german hebrew hungarian
REFUSE korean polish portuguese russian ukrainian vietnamese
REFUSE x11 x11-clocks x11-fm x11-fonts
REFUSE x11-servers x11-themes x11-toolkits x11-wm

続いて以下実行

  # portsnap fetch
  # portsnap extract  (2回目以降から不要)
  # portsnap update
  # mkdir /usr/ports/packages (これも2回目以降から不要)

これで /usr/ports 以下にポーツが展開されます。あとの使い方はPCと同じなので省略



5.12.OrangePi PC で遊ぼうのこーな
5.11.6.Debian Bullseye で遊ぼう (HummingBoard編)

ichmy本家サイト

ガジェットで遊ぼうのこーなー